ロシアがウクライナに侵攻したというニュースが毎日のように報道され、毎日胸がざわざわする。武神館ウクライナ、ロシア、ベラルーシとみな我が家に遊びに来てくれて、皆の顔が目に浮かぶ。特に武神館ウクライナのみんなはキエフに住んでるということで、無事であることを願い続けている。
ロシア人もウクライナ人もベラルーシ人も皆、お互いに交流があった。個人レベルでは嫌いあってなんかいない。沢山話したことはないが、いつもお土産をくれたり、写真を一緒に撮ったり、皆すごく感じがいい。武神館ベラルーシ道場は武神館ウクライナのある先生を「先生」と呼び、一緒に日本に修行しにきていたのを思い出す。
そんな武神館ウクライナの先生が3日ほど前にfacebookでこう投稿した
『今どうしたらういいかと聞かれたら、稽古をしろと答える』
と。毎日、警報が鳴りっぱなしのキエフにいる彼がこう言ったのである。かなり驚いた。
この投稿に対し、同じウクライナのキエフに住む女性が「今まで聞いた中で一番いいアドバイスです」と返信していた。
私たちはコロナ禍の中でも稽古ができる。また来週といって帰るのが当たり前。でもウクライナの彼の言葉を聞いて、私たちは当然のごとく明日もあると思って過ごしてはいないだろうか。明日もあると思って稽古するのではなく、今という瞬間を噛みしめながら我々も稽古に励むべきだと再認識させられた。彼らがまた日本に稽古しに来た日には彼らを思いっきりハグしたい。忍者の彼らは必ず生き残って戻ってきてくれるだろう。
投稿者:ともえ